ひめがま (姫蒲) 

学名  Typha domingensis (T.angustifolia auct. non L., T.angustata, T.australis)
日本名  ヒメガマ
科名(日本名)  ガマ科
  日本語別名  
漢名  水燭(スイショク, shuĭzhú)
科名(漢名)  香蒲(コウホ,xiāngpú)科
  漢語別名  長苞香蒲(チョウホウコウホ,chángbāo xiāngpú)
英名 (English Name)  Narrowleaf cat-tail
2008/07/11 草津市水生植物園

2007/07/05 行田市 古代蓮の里公園

2011/08/28 富山県中央植物園 

 ガマ属 Typha(香蒲 xiāngpú 屬)については、ガマ属を見よ。
 
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・華東・陝甘・湖北・靑海・四川・貴州・雲南・ユーラシア中南部・オセアニア・北アメリカに分布。
 「イネ科の抽水植物はいずれも生活型は似ているが、水に対する生態的特性が少しずつずれており、それが水辺の群落の成帯となって現れる。一般に水の浸るところにはヒメガマ、それに連なってマコモが群落をつくる。これらにおおわれない水面には、サンカクイやフトイが生育する。水ぎわから上はヨシ群落となる。河川の縁にあって、出水時に水に浸るような低地を河川敷(高水敷)というが、ヨシの生育範囲の多くはこのような場所である。やや高いところにはオギが現れる。
 オギとヨシの移行帯では、地下部の広がりがオギは浅くヨシが深い。地上部は混生していても、地下部のすみ分けが成立している。」(沼田真・岩瀬徹『図説 日本の植生』1975)
 薬用その他、ガマと同様に用いる。

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